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Aneko room

2025

「姉と猫のための部屋、誰かと何かのための部屋」

2頭の猫と暮す女性のための集合住宅1ルームの改修


「モノの居場所を考える 」

ヒトはモノを媒介するように生活している。

ヒトだけが、モノだけが主役ではない。

今は猫のための場所が、将来の住み手によって読み替えられるように、

モノ(人、動物、植物、設備、雑貨)の居場所を同時に考えた。

部屋の周囲にぐるっとまわされた天井は、

猫へのキャットウォーク。

本への棚。

小物やバックへの天袋。

配管にへのダクトスペース。

というように読み替えられていく。

猫へのキャットステップは、植物にとっては葉をのばせる開口にもなる 。

今は姉と猫のための部屋。

いつかは誰かと何かのための部屋になるかもしれない。


「スキマやギャップに素材を挟み込む」

改修によって生まれるスキマやギャップ。

ある種の「仕方のなさ」「ちぐはぐな場所」へ特徴的な素材や形状を挟み込む。

配管のために生まれた段差へテラゾーの框。

床のフローリングとコンクリート壁の間へ真鍮の見切材。

キッチンカウンターとドアの間へコンクリートのビシャン仕上げ。

直線と直線の間へ曲線の形状。

何かを更新する際に生じた不整合に向き合い、

隠すのではなく意図的な意匠へと変えることを考えた。

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用途:個人住宅 
設計:伊藤光俊(ニッチ)+湯ノ迫史(サコキカク)
施工:シグマテック
撮影:小松 正樹 
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program : House renovation
design : Mitsutoshi Itoh(nicchi) + Fumi Yunosako(sako-kikaku)
construction : SIGMA-TEC
photo : Masaki Komatsu

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